2012年12月11日火曜日
たんぽぽの家練習はじまる (2006/06/23)
昨日から、奈良県のたんぽぽの家でガムランと舞踊の練習が始まりました。たんぽぽの家は、障害者授産施設で、アートに力を入れています。2年前から、マルガサリとコラボレーションを開始しました。ガムランを使ったパフォーマンス「さあトーマス」が生まれました。即興を中心とする作品で、創造の始まり、人間のおかしさなどが立ち現れる作品です。
昨年の4月の大阪築港の赤レンガ倉庫での初演以来、大阪のIMPホール、東京の国立青少年記念センター、徳島の石井町公民館、滋賀の琵琶湖ホール、滋賀の碧水ホールで公演を行いました。即興が中心なので、毎回違った色の公演になっています。僕にとっては、毎回、真剣勝負の場で、刺激的な舞台になっています。次回は、7月28日に大阪の公文会館ホールで上演予定です。
そのたんぽぽの家で、施設のスタッフを対象としたガムランと舞踊の練習が始まったのです。彼らは、一年半前にガムランを購入しました。「さあトーマス」では、施設に通う(陶芸、絵画、織物などのアート活動をしに来ている)障害を持ったメンバーが活躍したのですが、ケアスタッフも実は自分たちもやってみたくて、しょうがなかったようなのです。
昨日は、第一回の練習を行いました。マルガサリから僕、本間直樹さん、Kさんが行きました。初回だったので、楽器の並べ方からはじめました。いきなり楽譜を見せて、演奏を教えるのではなく、体の感覚を大切にしたいという、本間さんのアイデアでした。
舞踊も、ジャワ舞踊の型から入るのではなく、音と戯れて、リラックスして体を動かすことから始めました。最初は、ゴンの音を波が打ち寄せる音と感じて、数人で波になりました。ゴンの波動を演奏家へどんどん送り込みました。延々とくり返していると、やがて大波小波が自然と生まれ、ゴンの音も一回ごとに、違って聞こえるようになってきました。
その後少し休憩して、手と膝を使わずに立ったり、座ったりする練習をしました。これぐらいのことが意外とうまくできません。何種類もの座ったり、立ったりする方法を考えてみると、新しい身体表現が生まれるかもしれません。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿