2012年12月11日火曜日

ビルでダンス! (2006/07/08)

昨日は、大阪市大の船場アートカフェのプロジェクトの下見で、大阪市中央区内のビルを見に行ってきました。大阪市内にある近代建築を見直し、活性化しようというプロジェクトです。船場アートカフェで、ダンスユニット「カミス」として、レジデント活動をしている関係で、お手伝いをすることになりました。   見に行ったビルは、伏見ビル、渋川ビルなどです。いずれも1920年代に建築されたビルです。 伏見ビルは小さなビルで、もとはホテルとして建てられたそうです。その時代に、ホテルというのは先見の明がありすぎで、はやらなかったそうです。内部は壁や階段が曲線で、優しい雰囲気がしました。何度も塗り替えられた壁は下地を塗り込んだキャンバスのようでした。 1階には、オーナーがモズというガラス工芸の素敵なギャラリーを開いています。以前は、床屋でもあったらしく、立派な鏡が残っていました。手作業で作られた微妙な曲線。何度塗り込まれた陰影を持つ白い壁。1枚1枚色の違うタイル。触られて、踏まれて、丸くなった手すりや階段。ビル全体が自然のようでした。 もう1件の渋川ビルは全然違う雰囲気のビルです。直線的でいかめしい・・・アンデス文明を参考にしたらしい、奇妙な人体の彫刻が天井を支えていたりする不思議ビルです。最上階には、青年実業家がIT関連(たぶん)のオフィスを構えていました。こちらのビルについては、また別の機会です。 今日は、今から枚方へ踊りに行ってきます。

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