昨日今日とだいぶ暖かくなりました。が、今年はなかなか暖かくならなかったので、山の風景がいつもの年と違うようです。
僕は、マルガサリのスタジオ・スペース天のすぐ近くに住んでいます。大阪の北部の里山地帯です。6年前に、こちらに引っ越して以来、山の風景に敏感になりました。毎年、季節ごとに違う風景を見せてくれます。
今年の春は、ちょっと独特の風景になりました。桜の花が少し残ったまま、新緑が一気に出るのではなく、じわっと産毛が生えるように出てきました。鮮やかなくっきりとした新緑ではなく、花のピンクや樹木の茶色や新緑のわずかな黄緑が主張し合うのではなく、あくまでも混じり合っています。印象派の風景のようでもあるし、ガムラン音楽のようでもあります。
踊っていると、身体だけではなく、身体の周りの空気も一緒に動いているように感じる時があります。身体と空気が解け合ったような感じ。樹木のやさしく混じり合った色の感じは、繊細に手を動かしながら踊っている時のイメージに近く、とても気に入りました。今度一度あんな風に踊ってみよう。
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