2012年12月28日金曜日

たんぽぽの家ワークショップ (2007/01/27)

千里オールドタウンも続きますが。。。。 

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去年の6月から、「たんぽぽの家」にガムランと舞踊のワークショップへ出かけている。「たんぽぽの家」は、障害のある人たちのアート活動を支援している通所授産施設で、エイブルアート・プロジェクトの「さあトーマス」以来のつきあいになる。「さあトーマス」では、障害ある人たちとのコラボが中心だったのだが、スタッフの人たちもガムランや舞踊をやりたいということで、この夜のワークショップが始まった。 

このワークショップで、僕はジャワ舞踊だけではなく、僕がジャワ舞踊から得たいろんな身体表現を掘り起こして、みんなでチャレンジしてみることを目指している。スタッフの人たちはダンサーではないけれど、障害者アートに関わっているので、みな高感度の人たちだ。障害者のアートに携わるということは、アンテナを張り巡らせて、障害者のみんなが作り出すカオスの中に、例えばだが、思いっきりのいい線、繊細な色、不思議な形、生き生きとした動きなどを拾い上げることが必要になる。僕が発見する身体表現の動きも、日常の些細な動きの中に潜んでいるので、観察力や耳を澄ますこと、目を凝らすことが必要となる。 

この半年間で、いろいろな動きにチャレンジした。 
去年の最後にやったのは、1リットルや1.5リットルのペットボトルに水を半分入れて、ゆっくりと揺らしてみる試み。 

今年の最初のワークショップでは、ゆっくりとごろごろ転がってみた。 

*真っ直ぐ仰向けに横になって寝る。身体を伸ばしたまま、なるべくバタンとならないように身体を回転させていく。うつぶせになったら、また仰向けに戻ってくる。 

  結構ヘトヘトになる。全身運動だ。身体の重心を感じることができる。 

*今度は、実際に寝るようにリラックスして寝ころぶ。斜めになってもいいし、うつぶせでもいい。自分がいつも寝ているように、寝ころぶ。そこから、寝返りを打つようにゆっくりと回転していく。なるべくスムーズに、気持ちよく。 

  身体をスムーズに動かす。身体のパーツとパーツの関連を意識することができる。 

*やや難しいが、手をつかずに、ゆっくりとでんぐり返りをする。また、後転する。なるべく、身体の1点が床に着くようにして回るとうまく回れる。 

  これも、身体の重心を感じる練習になるだろう。 

こんな感じで、ワークショップをやっています。興味のある方は、参加できると思いますので、ご連絡下さい。 

ペットボトルの回のことは、ブログにも書いたので引用しておきます。 

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ペットボトル 
1リットルか、1.5リットルのペットボトル(500ミリリットルでも分かるが、少しコツがいる)で飲み物を飲んでいる時、半分ほど飲んでペットボトルを横にして、両手で持ってみる。両手でお盆を運ぶ感じ。軽く、ほんの軽く左右に揺すってみる。急ぎすぎないように、ゆっくりと。 

タップン タップン 

と水音がすれば、しめたもの。この水音をキープする。 

タップン タップン タップン タップン タップン タップン タップン タップン 

同じテンポで、同じ音がするようにキープする。結構難しい。自分で動かすのではなく、水の力を感じる。手、腕、肩をしっかりリラックスさせる。水の力=重みを感じることができるだろう。水の重みに振られる感じだ。何もしないと、やがてペットボトルの中の水は揺れをやめるだろう。揺れが止まらないように、重みに揺られながら、わずかに勢いをつけてやる。 

何のことはない。子供のブランコを押してやるのと同じ要領だ。子供がなるべく自分の力でブランコを押せるようになるためには、親は最低限の力で押したほうがいい。子供とブランコと一体化して、共振する。共振することは、ダンスにとって重要なことだと思う。

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