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先週の木曜日の朝、東京ののびるさんから鮭が送られてきた。丸一本だ。感謝!箱を開けてみると、立派な口から、鋭い歯が覗いている。のびるさんは、ワヤンも操るし、NHKの「知るを楽しむ」などの番組作りにも携わっている。東京からはるばる、しばしば、マルガサリのコンサートへやって来て下さる。
この日は夕方から、神戸のCAP HOUSEでGamelan Aidの会議があった。Gamelan Aidは、ジョグジャカルタの地震被害にあったアーチストを支援するグループ。来年5月27日の地震1周年に、CAP HOUSEでイベントをする予定である。
会議終了後、鮭1匹をぶら下げて、グループのメンバーで、インドのバンスリー奏者であるHIROSさんが住む、ポートアイランドのマンションへおじゃました。鮭1匹を宿代にして、親子3人でお世話になった。HIROSさんはインドカレーやその他の料理の名人でもある、というか真剣に料理人だと思っている人も多い。バンスリーは、当然もっとすばらしい!料理やCDについての情報は下記のウェブサイトを参照。
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まず、鮭を2枚におろし、切り分け、山分けにした。そして、鮭が入っていた箱に、鼻から目にかけての軟骨の部分が食べられると書いてあるので、なんとかこの部分を取り出し、ポン酢でいただく。氷頭なますというと、箱に書いてある。アイスキャディのような感じ。ザラッとした感じで、微妙においしい。頭の部分は、白菜と共に三平汁のようにして食べた。これは白菜がうまかった。そして、身を焼いてみた。
うまい!!
超厚切りに切ったせいもあって、ホクホクしている。
スーパーで売っているのは、いったい何の魚なのだろうか。種類が違うのではないだろうかと、疑いたくなるほどのおいしさ。焼き鮭を肴に、朝までHIROSさんと奥さんの久代さんと、ちびちび焼酎を飲みながら、おしゃべりをした。僕は、舞踊における、重力と腕の関節の話をした。いろんな新しい発見を人に語るのは楽しい。対話を通じて、自分が舞踊の中に発見したことが深められると思っている。
その鮭の残りを持って、土曜日は丹後の鈴木昭男さんを訪ねた。鈴木昭男さんはサウンドアーティストで、「日向ぼっこの空間」という奇跡のような作品を作るために、丹後半島へ20年くらい前に引っ越したのだ。1989年、僕はこの作品を見るために丹後へ行き、鈴木さんの家を訪ねた。全く初対面の僕らを暖かくもてなしてくれた。それ以来のおつきあいになる。今回は、ガムラングループ・マルガサリが鈴木さんにガムランの新作を委嘱しており、そのためにガムランの楽器をいくつか持って行った。
鈴木さんのウェブサイト。
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昭男さんは以前、丹後の間人にある古い民家に暮らしていたが、数年前から、網野町(現在は京丹後市)にある小さな湖、離湖の辺へ引っ越した。和田淳子さんやハンス・ペーターとともに自力で家を造っている。その一部はようやく完成したが、現在も作業は続いている。素敵な家で、ジャスミン・ティをごちそうになり、雹が屋根を叩く音を聞きながら、おしゃべりをした。
つづく。
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