2013年2月18日月曜日

それからのオンさん (2009/07/31)

7月29日水曜日20時に、河原町御池でジャワ舞踊のレッスンを終えると、HIROSさんから着信が入っていた。もしや、と思って電話すると、オンさんがまだ待ち合わせ場所に着いていないと言う。 

オンさんの経路はこう。 
阪急京都線大宮~梅田で乗り換え~阪急神戸線三宮 乗り換え ポートライナー三宮~ポートターミナル駅~上屋Q2 

なかなかのピクニックである。もちろん、梅田は事前に下見をしているし、三宮の乗り換えも経験済み。でも、ちょっと不安。大宮を出たのが、5時30分頃。2時間もあったら、着くはずなんだけど・・・。HIROSさんと久代さんは、ポートターミナル駅で待ちぼうけ。三宮で回らない寿司を食べるはずだったのに。8時30分まで待ってこなかったら、もう家に帰ろう、ってことにした。オンさんなら、なんとしてでもたどり着くだろうと。僕は、京都から家へと車を走らせる。 

9時頃に、オンさんよりHIROSさん宅へ電話あり。ポートターミナル駅に着いたが、誰もいなかったので、埠頭で太鼓の練習をしていた青年を呼び止めて、携帯電話を借りたとのこと。僕が最終手段として、教えていた作戦だ。ポートターミナル駅から、もう一度ポートライナーに乗って、市民病院前駅で降り、ようやくHIROSさんのお宅へ到着。回らない寿司ではなく、ダイエーのパック寿司と焼酎で乾杯になったとのこと。オンさんは、運悪く大宮~梅田も、梅田~三宮も普通電車に乗ってしまったのだ。もちろん、説明はしたのだけど、初めて日本に来た外国人にとっては、字も読めないし、なかなか難しい。僕も、イギリスの電車では苦労したことがある。HIROSさん、久代さん、オンさん、お疲れさまでした。翌日、オンさんはQ2で子どもたちとワークショップ。 

7月30日 
インドネシア障害者芸術団(分かりやすいグループ名だ)が奈良の斑鳩ホールで公演。僕もゲストとして出演。前日に来日し、この日の昼間に、照明、音響、リハを一気に全部やることに。通訳が必要かもしれないと思い、早めに現地入り。11時30分に、西名阪法隆寺インターを降りる。少しいくといかるが牛乳の工場。「♪やっぱり、いっか るっが いかるが牛乳!」思わず歌ってしまう。もう少しいくと、田園に立派なホールが。 

楽屋に入ると、総勢16名のインドネシア人が慌ただしく準備をしている。貫禄のある婦人2名は悠然と腰掛け、恰幅のいいあごひげの男性1名テキパキと指示をだしている。とりあえず挨拶をすませ、様子を見ることに。仙台に指圧の勉強で4年滞在した視覚障害のメンバーが通訳をしている。勉強で滞在しただけあって、日本語はかなりうまい。視覚障害、聴覚障害、車いす、義足、そして障害のないメンバーが自然に互いにフォローしながら、リハを進めて行く。主催しているたんぽぽの家のスタッフとホールのスタッフは、やや振り回され気味で困惑しているが、海外のグループとの仕事なんて、そんなもんだ。どうやら僕の出番はなさそうなので、悠然とした婦人と客席でのんびりと見学した。この婦人、なんとハビビ元大統領の妹さんとのこと。このグループの支援者の代表として、ツアーに参加している。1998年、30年以上続いたスハルト政権の崩壊後、インドネシアの大統領は、ハビビ、ワヒド、メガワティ、そして現職のユドヨノと続く。ワヒドさんは視覚障害者、メガワティさんは女性、インドネシアはなかなか進んだ国なのかもしれない。 

8時30分、公演は無事終了。 
遠方にも関わらず、数名の方が楽屋まで訪ねてきてくれた。ありがとうございます。 
今日は、大和高田のさざんかホールで公演です。無料です。 

インドネシア障害者芸術団来日公演 
The Indonesia Disabled Art & Culture Troupe 

大和高田公演 
日時 2009年7月31日(金)開場18:00 開演18:30 
場所 さざんかホール・小ホール 
主催 財団法人たんぽぽの家 
後援 斑鳩町社会福祉協議会/大和高田市社会福祉協議会/(社)平城遷都1300年記念事業協会/奈良県ビジターズビューロー 

詳しくはウェブで。 
http://popo.or.jp/wataboshi_project/news/cat112/post_7.html

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