2012年12月14日金曜日

ジャワ舞踊と理学療法 (2006/10/14)

今日はJR吹田駅のイベントで、17時頃から踊り、その後、茨木市の藍野大学へ向かいました。この大学で理学療法を教えている玉地先生が何度か僕の舞踊を見て下さっていて、一度大学へ来て欲しいと言うことで伺いました。 理学療法とは、リハビリテーションと関連しているそうなんですが、身体のメカニズムをいろいろと研究する分野のようです。玉地先生は僕の舞踊を見て、自分の感じている身体観と別の現象が起こっているのを舞踊の中に見て、興味を持って下さったようです。 平たく言えば、「なんやこの動き、見たことないぞ。でも気持ちよさそうに動いているけど、なんでや?」という感じでしょうか。 身体に興味を持った先生や学生さんと3時間に渡って、いろいろと身体を動かしたり、話し合ったりしました。とても有意義な時間になりました。 僕にとっても、自分の身体で起こっていることがちゃんと他人に伝わっているか、というのを確認するのはとても貴重な機会です。 例えば、身体の中心に身体のパーツを寄せながら、一方で身体の周縁を外に拡張する。つまり、おへそのあたりに、グッと集中しながらも、手や足はなるべく身体の遠くで動かして、身体を大きく見せる、とか。 おへそはグッと下にためながらも、胸から上あるいは背骨の上の方は上に向かう力を感じる、あるいは上からぶら下げられたように感じて、身体全体としては床の上をドライアイスが滑っていくように動く、とか。 こんなことは、僕の感覚としては明確にあるのだけど、見ている人に、本当に伝わっているのかどうかは、少し心配なところです。 しかし、今日のような場で、見ている人といろいろとお話が出来ると、思っている以上に、こちらの動きを見てくれている。あるいは、僕が感じていないことまで読みとってくれている。 そういった感想は、本当に励みになります。 舞踊と対話の機会が今後も続けられればいいなぁ、と思っています。 今日見に来て下さった、お話しして下さった方々、ありがとうございました。

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