2013年1月24日木曜日

立冬に栗東でダンス! (2008/11/08)

朝9時に名神栗東インターを下りて、新規オープンしたピカピカのサークルKの駐車場でAMラジオを聞きながらコーヒーを飲んでいると、今日は立冬とのことだった。あんまり寒くないけど・・・。 

去年、京都のetwギャラリーであいのてさん(野村誠さん、片岡祐介さん、尾引浩志さん)とライブをした時に知り合ったMさんが勤める滋賀聾話学校でのコンサートに向かっていたのだ。 

出演は、僕と碧水ホールのガムラングループ「ティルト・クンチョノ」。中学部の10人相手に2時間のプログラムだった。 

聾話学校の生徒なので、耳が不自由だが、補聴器をつけると少しは聞こえるとのことだった。音楽を楽しむのは耳だけじゃないだろう。身体全身で音を味わう2時間にしたかった。 

古典曲の演奏の他にも、ティルト・クンチョノ人たちには、身体でガムラン楽器の音を表現してもらった。最初は少し恥ずかしがっていたメンバーも段々とリラックスして身体が動くようになってきた。こうなると音も良くなるから不思議だ。 

後半は、僕が動いて、それに合わせて生徒たちがガムランを叩いた。本人たちには、聞こえているのかどうか分からないが、僕が動くと彼らも動く。動くと音が鳴る。 

生徒たちとコミュニケーションする時は、必ず顔を見ていなければならない。よそ見しながら、音(声)を使ってコミュニケーションすることは出来ない。そのかわり、顔を見てさえいれば、手話が出来なくてもいろいろコミュニケーションが出来る。 

僕が動くと、みんなが動く。動くと音がなって、また僕が動く。音と動きのコミュニケーション。そぉっと動いたり、きゅっきゅっと早く動いたり。音と動きが絡み合う。途中でかなり茶目っ気のあるSクンが登場して、ふたりで動いた。ふたりの間の空気が見えるように感じられた。空気が震えたり、流れたりする感じだった。 

目に見えない./見えにくいものを感じて、動く。 
耳に聞こえない/聞こえにくいものを感じて、動く。 

今日は立冬。栗東でダンス。いい一日だった。 

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