2013年1月11日金曜日

I Picnic全員集合 (2007/10/24)



日曜日は、うずらギャラリーへ100人以上の方が来て下さったそうだ。月曜日は、ギャラリーで留守番をしたが、平日なので20数人だった。でも、お客さんとしては、ゆっくり見られていいのかもしれない。こちらもふらっと入って下さった方とゆっくり会話できたりするので、これはこれでいいもんだと思った。 

会期は日曜日まで。映像作品だけど、うずらギャラリーに合わせた演出になっているので、ここでしか見られません!!不思議な雰囲気が漂っているギャラリーの2階は、オーナーのおじいさんが歯医者を細々と営業しているのだ。この部屋も元々は家族の部屋で、息子さんがそこに集まって友達と飲んだりしている内に、ギャラリーになったそうだ。暖炉の上で、扉や小さな窓の向こうで、愛ちゃんと僕が踊っている。 

うずらギャラリーは、三条寺町西入るスグ。アートコンプレックス1928ビル横です。 

さて、日記の続きを書こう。 

10月1日月曜日 
7時30分、起床。ホテルで朝食。エジンバラのB&Bと同じ三つ星だが、メニューが全然違う!豪勢な朝食だ。チーズ各種、ハム各種、トマト、キュウリ、赤ピーマン、黄ピーマン、おいしそうなパンに付けるパテ4種、黒パン、丸パン、穀物いろいろパン、シリアル各種、ヨーグルト、ベリーの甘煮、フルーツポンチ、ジャム各種、ゆで卵、コーヒーor紅茶、フレッシュジュース各種。うーん盛りだくさん。そしてどれもおいしい。昨日は、ブリティッシュエアーのサンドウィッチばかり食べていたのでなおさらだ。 

8時前に、マルティンと再びウィーンの空港へ向かう。インドネシアからIピクニックのメンバーであるスボウォさんが到着するのだ。迎えに来てくれるのかと再三確認メールがあったので、迎えに行かなければならない。インドネシア人は寂しがり屋なのだ。9時過ぎ、スボウォさんが到着ロビーへ出てくる。去年、碧水ホールで共演して以来の再会である。マルティンがフェスティバルに参加する別便で来るカナダ人女性を待つと言うので、スボウォさんと空港ロビーの外に出た。スボウォさんはすかさずインドネシアの丁字入りタバコに火を付けた。甘い香りがおいしそうである。銘柄はジャルム。前々日にジョグジャから電車でジャカルタへ行き、ビザをオーストリア大使館で受け取り、KLM機でジャカルタ→クアラルンプール→アムステルダム→ウィーンという長旅だったのだ。アムステルダムのスキポール空港では、イミグレーションの別室に連れて行かれ、ジャカルタのオーストリア大使館に確認の電話をされたと言う、ビビッタだろうな。インドネシア人が海外へ行くのは大変なのだ。 

アウトバーンを飛ばしてクレムスへ戻り、ホテルにチェックイン。Iピクニックのメンバーである中川真さんと野村幸弘さんは、昨日の夕方にすでに到着し、チェックインを済ませていたのだ。この日は朝から、音楽高校でワークショップがあり、野村クン、アナンさん、真さん、幸弘さんはすでに高校へ向かっていた。スボウォさんと昼ご飯を食べに出た。クレムスはこぢんまりした町で、旧市街地区には石畳が広がり、クリーム色や淡い青やピンクに塗られた石造りの家がならんでいる。ヨーロッパ人観光客が店先のカフェでくつろいでいる。スボウォさんとメニューを読まなくてもすむビュッフェスタイルの店に入り、スパゲッティとサラダを頼んだ。 

昼過ぎに、音楽高校の職員室で合流した。これでやっと、Iピクニックのメンバー6人が全員集合したのだ。職員室で出されるコーヒーが実においしい。ミルクが特においしいような気がする。今回、通訳をしてくれる筒井はる香さんも到着していた。ウィーンへ留学し、チェンバロを勉強しているそうだ。このボルグ高校は、正確には音楽高校ではなく、音楽の授業時間数が週に7時間あって、普通の高校より音楽に力を入れている高校とのことだ。今回ワークショップを受けるのは1年生16名で、楽器の担当が各自決まっている。ピアノ、ギター、ベース、ドラムもいるが、吹奏楽が中心である。野村クンによると、午前中は民族音楽学者の二人、真さんとアナンさんが中心となってワークショップをしたようだ。東南アジアの音楽を吹奏楽でやったらしい。 

13時、午後のワークショップ開始。まず、遅れてきたスボウォさんと僕が自己紹介代わりにダンスする。真さんとアナンさんが午前の続きをしながら、Iピクニックのメンバーが代わる代わる即興的にワークショップをリードした。6人いるので、次から次へと展開が代わりとても面白い豪華なワークショップになった。高校生達も楽しそうに付いてきてくれた。15時、ワークショップ終了。菩提樹の下へ戻る。 

19時、夕食。今回はフェスティバルに招待されているので、食費、宿泊費、ギャラが出るのだ。食費は、実行委員会が作成したクーポンがクーポンの使えるレストランが書き込まれた地図と一緒に配られた。一食7,5ユーロ約1000円である。地図を見て、ホテルから近そうなレストランSaltzstadlへ出かけた。旧市街の石畳を歩いて7,8分のところにある。店の前の歩道にはアルミのテーブルと椅子が出ている。店内には木の椅子とテーブルが並んでいる。洒落た居酒屋という感じで、若者を中心に結構流行っている。メニューは一応英語で書かれたものもあるが、英語はあまり通じない。牛のレバーの揚げ物とビールを注文した。パンはサービスで付いてくるようだ。レバーはこってりしていたが、ビールに良く合っておいしい。久しぶりの全員集合で、はる香さんも加わって、フェスティバル主催者のジョーもやって来て、賑やかで楽しい食事になった。 

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