2013年2月6日水曜日

大阪ピクニック 2日目+Q2でダンス (2009/03/17)

3月14日土曜日 大阪ピクニック坂編 2日目 

13時、谷町4丁目改札口に集合。 
今日のメンバーは、カミスの僕と大西由希子さん、大阪ピクニックスタッフの高岡伸一さんとMさん、Mさんの友人Hさんと弟のTさん、大西さんの友人AさんとYさん、染色のFさん、美術家の小池芽英子さん、コンテンポラリーダンスのみすずさん、美術家のNさん、音作家のかつふじたまこさん、それから映像記録をしてくれる大阪大学CSCDのほんまなおきさん。ピクニックの途中から、犬と散歩しながらのMさんと花嵐の古川遠さんも加わった。総勢16名。 

券売機の横に地上の地図がある。 
最初の行き先は、内久宝寺の銅座公園付近。この付近には、内久宝寺以外にも、内本町、内淡路町、内平野町といった地名がある。現在大阪のメインストリートは御堂筋なので、御堂筋を挟んだ本町、淡路町、平野町の方がなじみ深い。でも、あっそうか、大阪城に近い方が内なんだと、大阪城が中心なんだと、大阪城の近くへ来て、地図を眺めて発見した。大阪城を中心として、東西南北放射状に1丁目、2丁目って並んでいるんだよと、かつふじさんが教えてくれた。知っている人には当たり前なんだろうけど・・・、(この日の夜、小島剛さんに指摘された。)。 

さらに付近の地名を見ていくと、 
谷町、上町、法円坂、清水谷、 
アップダウンを感じさせる地名が並ぶ。 

坂を下るには、まず上がらねばならないと、銅座公園の美容院へ行った後、上町へ向かおうということになった。 
さあ、出発! 
地上へ出ると、昼前まで降り続けていた雨は上がっていた。ちょっぴりひんやりするがいいコンディションである。谷町4丁目の東南角を谷間筋に沿って南へ。100メートルも行かないうちに左手を見ると、 

あれ!なんでこんなところに階段が! 
と階段を発見。土地がガクンと上がっている。いきなりの坂との遭遇。Nさんの提案で、階段で記念撮影。階段を上がると、国立大阪病院がある。塀に沿って南へ。信号を渡ると銅座公園。坂が南北に沿ってアップダウンを繰り返している。古い民家が多いが、アトリエやお店に改装されている民家も多い。銅座公園の少し南に、AさんとYさんが通う美容院があった。髪を切ってもらいながら、人や車が坂をアップダウンする風景を見るのが楽しいそうだ。 

路地を東へ曲がってみた。住所は龍造寺町。古い町並み。看板、水音がするマンホール、物干し台、路地裏庭園の多肉植物、気になるものだらけである。路地に面して、開いている扉の奥のさらに細い路地を覗くと、近未来が出現していた。鉄板を鋲でつなぎ合わせた壁が見えている。この日初参加のみすずさんがパンクロッカーの雰囲気を漂わせていたので、近未来を確認しにいってもらった。(これは写真を見たいなぁ。参加者の方から写真を借りて、後ほど掲載します。) 

ささいなものを楽しむ、愛でる力が高まっている。参加者のみんなが次々といろんな発見をしていく。 

龍造寺町から上町筋に出ると空が高く広がっている。さすがに台地の北端で土地がグッと上がった感じがある。視界を遮るような高い建物も少ない。北を見ると、国立大阪病院と難波宮跡公園が広がっている。遠くには大阪城があり、都市型超高層マンションもスクッとたっている。 

上町交差点。なぜか住所は上町A。1階が店舗で2,3階が事務所や居住空間になった横につながった古い建物があり、毎日新聞の大きな看板など看板が建物の一部になっている。さあ、ここから坂を下っていこう。難波宮跡公園に沿って東へ。府営寺山住宅で猫4匹に出会い、更に東へ、大阪女学院到着。庭の木々が美しい。スクッと伸びた落葉針葉樹と一体化しながらストレッチ。Hさんの腰痛が治った。 

Mさんが連れているワンちゃんの散歩コースを辿る。空堀交差点を南下するとスクランブル交差点がある。狭いので、白い線だらけ、隙間がない、渡りたい放題である。しかも続けて2カ所。ここには坂が寄り集まっている。地名を見ると清水谷町。坂の上の清水谷公園でちょっと休憩。 

芽英子さんが、キクラゲを発見。死につつある木の最期を看取る「おくりぎ」なんだそうだ。公園内や公園横の野球グラウンドが水浸しになって、池ができている。谷だからだろう。小学生が野球をしたり、水たまりでびしょぬれになって大胆に走り回っている。僕たちは大人なので、公園の階段の手すりに座って滑り降りるだけでがまんした。Fさんが大胆に滑り降りた。

堀の跡だという空清町の坂を上がっていくと、空堀町商店街へ出る。商店街でドーナツを買ったりしながら、商店街からはずれて、路地を南下。郵便屋さんがバイクを停めて、歩いて手紙を配る長屋的住宅地を通って、谷町7丁目交差点へ。古川遠さんと待ち合わせているので、谷町9丁目へ急ぐ。 

谷町9丁目交差点で、携帯電話片手の遠さんを発見。ここからは天王寺七坂とよばれる坂多発地帯である。まずは、生国魂神社の南側にある源聖寺坂へ。東から西へと石畳がなだらかに下っている。ほっこりしていると、芽英子さんがシャボン玉を吹き始めた。ビー玉がカツンカツンを弾んでいく。トイレットペーパーがクルクル転がっていく。遠さんが両足ジャンプしながら、坂を下ってくる。 

自転車でやってきた男性二人連れが、坂が途中から階段になっているので、立ち止まってこっちを見ている。しゃべりかけると中国人だった。シュウさんとヤンさん。面白そうなので、一緒にやってみたいという。もちろん大歓迎。たまに人も通りかかるが、美しい坂なので、他にも坂を愛でている人がいたりする。 

途中から、坂が急になって階段になって曲がっている。その曲がり角の高台に三角屋根の家が4,5軒建っている。夕日に向かって飛んでいった鳩がもどってきそうな感じで、とてもいい。階段を下って松屋町筋を南下し、口縄坂へ。溝に水がゆるやかに流れている。坂の途中の石の隙間から湧き出している。川の始まり。さらに南下し、愛染坂へ。北から南へ、東西の坂を下ったり、上ったりしながらゆっくり南下する。谷町筋と松屋町筋は交通量も多く、かなりうるさいが、坂の途中までやってくると急に静かになる。どこから静かになっていくのかを感じてみる。坂の向きや塀やマンションなどによって、音の流れが変化していく。 

愛染坂は階段と坂の2本立て。大江神社からは階段になっている。そちらを愛でにいく人もいる。坂の始まりで、遠さんが転がりたいといっている。僕も転がりたかった。僕は、寝返りも大いに気になっているので、寝返りしながら下りますね、とみんなに言って、下っていった。遠さんもそれに続き、坂の終点までゴロゴロゴロゴロ100メートル以上転がっていった。 

ここで、予定時間の17時近くになったので解散することに。 



大阪ピクニック坂編の3日目は、2009年3月21日土曜日18時30分~21時30分、船場アートカフェにてです。

天王寺から帝塚山にかけては、また機会を見つけてするつもりです。 

この日は夜、神戸のスタジオQ2で踊ることになっていた。聞けば、遠さんとみすずさんもQ2へ行くつもりだったとのことなので、一緒に行くことに。 

イベント詳細は、CAP HOUSEの館長下田展久さんのブログに詳しく載っている。 
http://www.cap-kobe.com/q2/2009/03/314trio_liveak_jam_party_2009.html 

レイモン・ボニ(ギター)、HIROS(バーンスリー)、小島剛(ラップトップ)の皆さんとパフォーマンス。途中から、みすずさんも飛び入りしてくれた。終了後は、鍋パーティ。グラッパのようだという日本の焼酎を飲みながら、小島さんとノイズミュージックの石上和也さんと「坂」の話で盛り上がった。特に、小島さんは帝塚山の万代池の近くに住んでいて、並々ならぬ関心を寄せてくれた。次回の大阪ピクニック坂編天王寺~帝塚山ツアーの時には、特別ゲストに来てもらうことになった。 

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