2012年12月31日月曜日

愚かなカレー (2007/05/07)

子ども日はいい天気でした。ゆっくりと子供と遊びました。 

まず、家の前の田んぼへ行きました。今年は水が少ないので、ようやく田んぼに水が張られ始めています。まだ、全体の半分くらいしか入っていません。水の入っていない田んぼには、鍬で大きなカーブが掘られてるのが見えます。小高い山から流れる小川を見ると、あちらこちらに土管やパイプが横へと引かれています。その土管の栓を開けたり、パイプにビニールの袋で塞いだりすることによって、水が上流から下流へと流れながら、左右の田んぼを満たしているようです。水路の一部は地中に隠れているので、不思議な感じがします。田んぼに引かれた曲線にゆっくりと水が入ってきます。土やアメンボがクルクル回っています。 

そんな様子をふたりでゆっくり観察しました。青サギが風をすくいながら、水面スレスレを飛んでいきます。 

午後からは、車で20分ほどの大阪府民牧場へ行きました。こどもの日なので大にぎわいですが、ごった返すと言うほどではありません。牧場の奥の方に、スキー場のような坂になった草っぱらがあります。上まで上ると300メートルぐらいはあるでしょうか。一気に上がると息が切れます。坂の一番上まで上がってくる家族はあまりいません。それでも数組のグループが上がってきています。そのうち、数人の子供がゴロゴロと、横たわって転げ始めました。 

坂道のダンスです。 

僕とブナももちろん、ゴロゴロ回り始めました。横回り、前転、後転、後ろ走り、横走り、普通走り、何をやっても愉快です。どんどん行くと止まらなくなってスライディング。裸足になって、何度も何度も坂道を往復しました。すっかり疲れました。言うまでもなく、イウィンさんは帽子をかぶって、木陰であきれて見ているだけです。 

おい、ブナ。晩ご飯何にする? 

カレー。甘いカレー。 

ようし、決定。帰りにNOSE BOXで市販のカレールー甘口を買いました。子供ができるまではルーなんか使ったこと無かったのに・・・まあ、仕方がありません。 
家に帰って、早速調理開始。油を温め、香辛料(シナモン、カルダモン、クミン、クローブを少々)を投入し、タマネギみじん切りを加えます。しかし、この辺りで浅はかな邪念が湧いてきます。少しにしておいた香辛料をちょっと足した方がうまそうだなぁ、と。すこし、追加・・・ 
ニンニク、ショウガなども加え、ますますいい匂いがしてきます。この日は、イカを買ったので、これを投入。 
その後、トマト缶なども投入。すっかりエスニックな感じになってうまそうです。最後に、しょうがないので甘口カレールーも投入。しばし煮込んで、完成。 

いっただっきまーす。 
僕とイウィンさんはバクバク食べます。ブナは、1口2口、ゆっくり食べています。そして、5分ほどして、 

辛い〜・・・・ 

ガーン! 

なんと愚かなお父さんだろう。自分の欲望に任せて、こどもの日に子供の食べられないカレーを作るなんて!急いで、鮭を焼いたり、野菜を炒めたり・・・ 

大失敗である。カレーは何度も作っているのですが、たまに香辛料の量を見誤ります。ごめんよブナ。しかし、早く一緒に辛いカレーが食べたいよう。 

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