2012年12月31日月曜日

雨音の中、公演終了! (2007/06/27)

土、日と京都黒谷の永運院で、アジアダンススクエアの公演を行いました。おかげさまで、こぢんまりした本堂にぴったりのお客さんに来て頂き、盛況の内に終えることが出来ました。土曜日は、快晴でゆっくりと夕暮れが訪れる中、日曜日は、一日中雨が降る中での公演でした。庭のあじさいがライトと雨に浮かんできれいなのを踊りながら眺めていました。お客さんによると、僕が登場するたびに雨足が強くなったそうです。 

公演のタイトルは「共振」でしたが、隠しテーマは「水」でした。そんな意味でも、雨がぴったりでした。来て下さった皆さんは大変でしたが・・・感謝です。一日目は、録音した水の音を流していたTAKE-BOWさんでしたが、二日目は馬鹿らしくなって、自然の雨音に任せた、とのことでした。 

音楽は、TAKE-BOWさんと共に、バンスリーのHIROSさんに共演をお願いしました。公演の最初の方で、僕とHIROSさんの笛が共演する場面があるのですが、この部分は基本的に、即興で行いました。HIROSさんの表情豊かな音色の音で踊るのは、本当に幸せでした。2回目の公演で、HIROSさんは雰囲気に合わせて、1回目よりシンプルでじっくりとした落ち着いた笛を吹き始めました。一瞬、気づいたのですが、そのゆったり感をやや追い抜いてしまいました。老練なHIROSさんにやられた!という感じでした。3回目の公演では、やや修正することが出来ました。 

TAKE-BOWさんは、途中から腕に鈴を巻き付けて演奏します。ギターもそのまま弾きます。この鈴の音がとても良かったです。腕ではなく、鈴が鳴っていました。鈴を鳴らすためなら、腕なんかどうなったっていいという狂気が潜んでいました。鈴の音を背景に、大西さんと野中さんがクルリクルリと舞うシーンは、今回の公演の中でも特に美しいシーンでした。 

明日は、野中さん、大西さんと共に京都芸術センターで、ワークショップを行います。芸術センターは、公演のための練習場所として、審査を通った団体に無料で解放されています。公演を行うことと市民向けのワークショップを行うことが条件になっています。いい制度だと思います。明日は、以下のようなワークショップを行います。 

「腕の使い方」とアジアのダンスにおける「上半身」の使い方。昨年の「歩き」のワークショップで取り上げた、しっかりと力を入れて安定させる「下半身」に対して、リラックスさせて漂う「上半身」。背骨と肩胛骨、そしてそれに連なる肩、肘、手首を意識して、風にそよぐ木々のように「上半身」をゆったりと動かすことを探ります。 

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