2013年2月18日月曜日

東京ピクニック (2009/6/15)

5月29日 
ブナを保育所へ送って、東京へ出発。13時前にJRお茶の水駅着。駅前のコインロッカーでゴソゴソやっていると、「あれっ、佐久間さん?」。うわっ、なんでこんなところで声をかけられるんだ。 

ジャワ舞踊家の針生すぐりさんだった。近くにご主人の事務所があり、通りかかったそうだ。「明日イベントあるんですよね。チラシは見たんだけど、子供がいて・・・。」少し立ち話をした。赤いすてきな長靴を履いていた。そう、この日は雨だったのだ。 

しばらくすると、手塚夏子さんと黄色いかっぱを着たキリン君がやってきた。少し遅れて、夫の大澤寅雄さんも登場。お父さんはトラ。近くの楽器屋でウクレレを物色していたとか。中村伸さんも現れた。あとひとり。オーストラリア人作曲家のコットロイさんがまだ来ない。 

15分ほど遅れて到着。僕以外は初対面同志なので、自己紹介をすませて、さあ!東京ピクニックへ出発。今回は、中村伸さんが案内役。春までNHK出版につとめていて、NHK教育「知るを楽しむ」の番組作りもされていた。とても心強い。 

千代田線に乗って根津駅へ。まずはご飯ということで、ブラジル料理のランチがあるお店へ。しかし、残念ながらランチは終了。しかたなく、駅の方へ引き返し、定食屋さんへ。ベジタリアンのコットロイさんにも特別メニューを作ってくれるいいお店だった。僕は、ブリの焼き魚定食。 

この日の夜にノビルさんから送られてきたメールによると、ピクニックのルートは以下の通り。 

定食フレンディ(根津2‐18) 
→玉林寺(谷中1‐4) 
→妙行寺(谷中1‐7) 
→自性院(谷中6‐2) 
→台東初音幼稚園(谷中5‐2) 
→安立寺(谷中5‐3) 
→岡倉天心公園(谷中5‐7) 
→アネックス勝太郎旅館(谷中3‐8)=よみせ通り 
→やなか銀座商店街 
→夕焼け段々 
→日暮里駅 

根津駅あるいは最初のレストランと、日暮里駅あるいは夕焼け段々は、決まっていたけど、後のルートはみんなで気ままに決めたルートだ。 

コットロイさんの写真をいくつか 


この金属製の段差に置くのん、なんて呼ぶんだろう。今回のヒット。これも坂。ミニチュアの坂、ヘビデューティな坂。よく見ると雨がたまっている。坂なのが分かる。今回、雨が降ったり止んだりだった。水があると見える風景がある。 

最後のには、文章が書かれている。読めますか?ポツリポツリとローマ字を追いながら、段々と聞き覚えのあるフレーズになっていく。そして、最後は・・・。 

僕とノビルさんと寅雄さんが、横並びになって、読んでいる様子が、コットロイさんには、音楽に聞こえたそう。 



これは、水に濡れたコンクリートのよう壁。なんだか模様になっている。歩きながら子供が手でこすったのか、なんなのか。繊細な絵であり、楽譜でもある。 


これは、地面に記された記号。ガスや水や電気やいろんなものが地中には流れている。それを、各専門家が各自の色で記したもの。共同作品。インスタレーションであり、舞踊譜である。見えないものを感知しながら、思いを巡らせながら舞う。 


そして最後は、夕焼けだんだん。 
坂を味わってゆっくり上ったり、転がったり。寅雄さんのブログには奇行する佐久間さん、と書かれたが・・・。 
この日のピクニックの終点。 

夕焼けだんだんから日暮里駅へ向かう。途中で、空気の壁があった。ここから先は、ゲンダイのトウキョウですよ、と線が引いてあった。 

夢のようなピクニック。 
こんな本もある。 
「谷中 花と墓地」エドワード・G・サイデンステッカー著みすず書房 
http://www.msz.co.jp/book/detail/07391.html 

アートマネージメントの大澤寅雄さんのブログにも、ピクニックについての記事がある。ちょっと下の方へ下がって! 
http://toraodoc.blogspot.com/ 


<告知> 
6月21日(日)に、大阪本町の船場アートカフェで、19時から21時30分まで、「大阪ピクニック」作戦会議をします。興味ある方は、ご一報ください。無料です。

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